「英単語ターゲット1900」の評価・評判はどうなのか? – 正しく使えば効率的

ターゲット1900

英語を勉強するにあたって最も重要なのは英単語ですよね。巷には星の数ほどの英単語帳が出ています。

その中でも非常に有名なのが「英単語ターゲット1900」ですよね。

古くからある単語帳なので幅広い世代に愛用されています。私が受験生時代に愛用したのもターゲットでした。

さてそんなターゲット1900の評価はどうでしょうか。DUOやシス単など他の単語帳との相違点などもまとめてきたので見ていきましょう。

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英単語ターゲット1900の評価

結論から言えばターゲット1900は良い単語帳です。

古くからある一語一義型の英単語帳で、人を選ばず勉強の効果があるといえるでしょう。

しかしターゲット1900は悪い評価を聞く単語帳としても有名ですよね。そこで今回はよく聞く悪い評判を私なりに釈明していこうと思います。

悪い点の評価

重要語の選定が間違っている

つまり載ってる英単語のチョイスが微妙ということですね。これはターゲット1900で最も言われる悪い点ではないでしょうか。

しかしこれは「今では」正しくありません。

先ほども言ったようにこの本は昔からあります。なので今までに何回もバージョンアップを重ねているわけです。今売っているターゲットは第5版で、5回目のアップデートがされています。

第4版までのターゲット1900は英単語の選定がめちゃくちゃでした。

これは確かです。私は第4版のターゲットも持っていますが「磔の板」など訳の分からない単語も載っています。正直大学受験で使うのはお勧めできませんでした。

しかし第5版ではその欠点も解消され、まともな英単語が収録するようになったのです。大学受験に出る順というのも納得がいく内容ですね。

section1からいきなりsimultaneously「同時に」と難しい英単語は出てきて面を食らうかもしれませんが、確かにsimultaneouslyは割と日常的に使うんですね。

例文の質が悪い

これは事実でしょう。

英単語ターゲットには英単語ごとにそれを利用した英語の例文も付いてきます。まあそれは嬉しいんですが、その例文は正直DUOや速読英単語と比べると質が低いといわざるを得ないですね。

ですからこの単語帳は例文と共に覚えるという勉強法にはまったく向いていません。そういう覚え方をしたい人は別の単語帳を使ったほうが良いでしょう。

最近では例文(コロケーション)の中から英単語を覚えていくというのが流行りです。そちらの方が記憶力の定着に良いだとか、長文読解力にもつながるとか、色々な良い効果が謳われています。

しかしそういう勉強が合わない人もいます。英単語は英単語として覚えたい、そういう人にとってはDUO・速単はむしろ悪書です。

今まで自分がどのように英単語を覚えてきたかを考えると自分がどちらのタイプか分かると思いますよ。

この本1冊では英単語を網羅できない

これも事実です。

英単語ターゲット1900だけでは大学受験に必要な英単語を網羅しているといえないでしょう。中には良く使われている重要単語も載っていないことがあります。

しかしこれは全ての単語帳に当てはまってしまうことです。

というのも英単語帳というのは基本的に「安い・軽い」が重要なポイントとなっています。本を軽くしようとすると収録できる英単語に限りが出てきてしまいますよね。

なのである意味で英単語に穴があることは仕方ないとも言えるのですが、ターゲット1900にはこの欠点を補完する方法があります。

それはターゲット1400を買うことです。

ターゲット1400を使うことで1900の穴を埋めることができます。ターゲット1400は1900の下位語感という訳ではなくそれぞれ違う英単語が載っています。

もちろん収録されている英単語に被りはあるのですが、それはむしろ復習の機会ができて良いことだと思います。

私はむしろターゲット1400から始めて、そこからステップアップでターゲット1900を買うことをお勧めしています。

ターゲット1400には知らなきゃまずいと思えるような基礎的な英単語が載っていることが多いからです。

ただし英語は割りと得意だよという方はいきなり1900から始めても問題はないと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ターゲット1900は良さそうだけど悪い評価を聞くし・・・という人はぜひ実際にやってみてください。使いやすいと思うはずです。

ターゲットはもともと人をあまり選ばない単語帳なのです。DUOのスタイルの方が良いという人はいますが、ターゲットで覚えられないという人はあまり聞きません。

単語帳をどれにしようか迷っている方にはいろいろな単語帳を試してほしいと思っています。

ネット上の評価だけで決めようとすると本当に自分に合ったものが選べなくなってしまいます。

幸い単語帳はどれも1000円程度でお買い得です。やってみて合わなかったらすぐやめる、それぐらいの精神が必要だと思います。
お金のない人は本屋で立ち読みしても良いかもしれませんね。

というわけで最後にターゲット1900以外の有名な単語帳を紹介します。どれもターゲット1900とは違うアプローチを取っているので合う合わないが分かれますね。