英語の勉強において最も重要な要素はなんでしょうか?リスニング・長文読解力・文法、どれも大事です。しかしそれらも英単語が分からなければ話になりませんよね。
基本レベルの英単語能力は英語の勉強においての根本です。ここをおろそかにすると長文などでも変なところで点を落としてしまいます。
そこで今回は大学受験におすすめの英単語帳を紹介していきたいと思います。それぞれ特徴があるので自分に合っているなと思ったものを選んでみてください。
受験におすすめの英単語帳
DUO
英単語帳の王道
難易度:★★★☆☆
網羅度:★★★★☆
DUOは最も有名な英単語帳と言っても良いのではないでしょうか。火のないところに煙は立たぬ、有名ということはそれだけ実用性があるということです。
昔の単語帳は英単語とその意味が書いてあるだけという単調なものが多かったです。なので単純作業が好きな人は良いのですが、そうでない人はなかなか単語帳にとっつきにくいという問題がありました。
DUOでは例文を見てその例文に出てくる英単語を覚えるという形式をとっているので飽きずに勉強することが出来ます。
例文も「Natto smells awful but tastes terrific」(納豆はにおいはひどいけれども味は最高)のようにちょっと面白みがあるので教科書の真面目な文よりとっつきやすいですね。
また、最近では英単語は例文から覚えたほうが記憶に定着すると言われています。これは私自身の経験でもそうでした。
今まで英単語カードのような勉強法でうまくいかなかった方は是非一度トライしてみてください。
英単語ターゲット1900
単純暗記が得意な人に必須
難易度:★★★★☆
網羅度:★★★☆☆
ターゲットはとにかく英単語だけを覚えていきたいという職人肌な人に向いている英単語帳です。
DUOのような例文形式ではなく左側に英単語、右側に意味という昔ながらの形式です。(例文は一応載っていますがあまり良いものではありません)
英単語カードのような勉強法が好きな人や日本史の年号などの単純暗記が得意な方にはDUOよりこちらのほうがおすすめです。
ちなみにターゲットは昔から出ていることもあって悪い評判がネットで流れていたりします。
「ターゲットは英単語のチョイスに問題がある」という批判を良く見かけますが、これは正しくありません。
昔のターゲットは確かによく分からない英単語も収録されてたりしたのですが、何回もの改訂を経てブラッシュアップされてきたので今では実用性のある英単語しか収録されていません。
大学受験のための英単語という点を考えれば、最もコスパの良い英単語チョイスをしている本といえるでしょう。
システム英単語
英語全体の勉強を考えたとき最もコスパの良い一冊
難易度:★★★☆☆
網羅度:★★★★☆
システム英単語を使うとより実践的な英語能力をつけることができます。
この英単語帳はイディオム形式で単語を収録していることが特徴です。たとえばaptという英単語はほとんど「be apt to do」(・・・しがちである)という形で用いられますよね。
だったら最初から「be apt to do」という塊で覚えていけば良いじゃないかという発想です。
この覚え方は長文読解の力を特に養うことができます。何故ならば長文に出る英単語というのは大体決まりきったイディオムで出てくることが多いからです。
長文読解に時間がかかっていた方・英単語自体は知っていたはずなのにそれが使われている英文全体の意味は分からなかったという経験が多い方には超おすすめです。
他の単語帳を使っている方もこれをサブと使ってみても良いと思います。それだけコスパが良いですからね。
速読英単語
音読で忘れない英単語力をつけていく
難易度:★★☆☆☆
網羅度:★★★★☆
この英単語帳は英語長文から英単語を覚えていこうというコンセプトを持っています。
英語は音読しながら勉強したほうが記憶効率が良いことは周知の事実です。
この本の使い方はまず英文に使われる英単語にさらっと目を通します。そして英文を音読します。すると不思議なことに英単語が頭に定着しているんですよ。
長文から学んでいくのでもちろん長文読解力も身につきます。長文問題はどんな試験でも大きな配点を持っていますから非常に訳に立つ力ですよね。
ちなみに速読英単語には「入門編」「必修編」「上級編」などレベルに応じた種類がそろっています。
英語が得意でない方も入門編にはとっつきやすいですし難関大学を狙う人は上級編を買うなど自分の力に応じて使い分けられるのも大きなポイントです。
まとめ
いかがでしたか?一口に単語帳と言っても色々ありますよね。
それぞれに特徴があるので自分に合ったものを見つけることが重要です。
これは合わないなと思ったらすぐ他の単語帳に変えることをおすすめします。そのほうが最終的には効率がよくなりますからね。
他にもスマホアプリや単語カードなども駆使しながら英単語をマスターしていきましょう!