「I’m wondering」の意味とは?例文と使い方を紹介!

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皆さんは日常で外国人の方と話しているときに「I’m wondering」という表現を聞いたことはありませんか?

これはネイティブに良く使われる定型表現です。

さて、「I’m wondering」はどのような意味を持つのでしょうか?

調べてきたので学習していきましょう。

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I’m wonderingの意味 – 考え中

I’m wonderingは考え中であることを意味する英語表現です。

wonderは「不思議に思う」という意味を持つ英単語です。「ワンダーワールド」は不思議な世界という意味ですね。

I’m wonderingは直訳で「私は不思議に思っている」となります。不思議に思うというのは思案中・考え中であるということですね。

例文:
I’m wondering…
考え中・・・

I was just wondering.
ちょっと気になって考えてたよ。

I’m wonderingの使い方

ifを使用する – 「・・・なのかな?」

I’m wondering if … のようにifを用いることで「・・・なのかな?」という意味を表現することができます。

例えばI’m wondering if you come with meという英文を考えてみましょう。直訳してみると「君が私と一緒に来るかどうかを考え中」となります。そこから「君は私と一緒にくるのかな?」という疑問を意味するようになりました。

相手に対する疑問文で使うときはちょっと遠回しな言い方になります。日本語で考えてみると分かりやすいですね。「俺は○○なのかなって思ってるんだ」と言うときは(君はどう思う?)という相手に対する質問のニュアンスが含まれていますよね。

例文:
I’m wondering if I should go there.
そこに行ったほうが良いか考え中なんだ。

I’m wondering if he is sick.
彼は病気なんじゃないかな?

I’m wondering if she is less than 20 years old.
彼女は20歳以下なんじゃないかなあ?

I’m wondering if you have a good idea.
君はなにか良いアイデアを持ってないかと考えていたんだ。(どう?)

I was wondering if that was a lie.
それが嘘なんじゃないかと考えていたよ。

I was wondering if you could

I was wondering ifは人に対して頼み事をするときの丁寧な表現として使われます。

「I was wondering if you could ○○」の形で良く用いられますね。「○○してもらっても良いですか?」という意味になります。

これがどうしてこんな意味になるかは直訳してみると分かりやすいです。

例えば「I was wondering if you could help me」という英文があったとしましょう。これを直訳すると「俺は君が助けてくれるのかなあ?と思ってたんだけど・・・」となります。

これを日本語で聞いたら「あっ、『助けてくれ』って言ってるんだな」って分かりますよね。わざと遠回しな言い方をして、丁寧な感じを出しているのです。

でも正直日本語で聞いてみるとうざいですよね。ネットミームで「チラッ」というのがありますが、それに似たものを感じます。

「ここは君が助けてくれるのかなって思ってたんだけどなあ・・・(チラッ)」

yaruo

まあしかし英語では丁寧な言い方だなあと感じるそうです。

ちなみに現在の依頼でもI was wonderingと過去形を用いて表現します。

英語は過去形にすると丁寧になるというケースがしばしばあります。

日本語でも間違った敬語としてよく使われますよね。「よろしかったですか?」とか。これは英語では間違いじゃないんです。

例文:
I was wondering if you could give it to me.
もしよろしければ、それを私にくださいませんか?

I was wondering if I could go out with them.
彼らと一緒に遊びに行ってもよろしいですか?

I was wondering if someone could help me out.
誰か私を助けてくれないかなあ・・・(チラッ)

whatとかの疑問詞を使う

I’m wondering whoのようにifの代わりにwhatやwhoなどの疑問詞を使うこともできます。

これも意味は同じで「・・・なのかな?」という疑問を表現します。

ただそこに「誰が・・・なのかな?」(who)や「なぜ・・・なのかな?」(why)のように疑問詞要素が付くわけですね。

・I’m wondering what … (何が・・・なのかな?)
・I’m wondering who … (誰が・・・なのかな?)
・I’m wondering which … (どっちが・・・なのかな?)
・I’m wondering why … (なんで・・・なのかな?)
・I’m wondering when … (いつ・・・なのかな?)
・I’m wondering where … (どこで・・・なのかな?)
・I’m wondering how … (どうやって・・・なのかな?)

ifが付く場合は「Yes No」で答えられる疑問、疑問詞が付く場合は答えられない疑問と考えましょう。

例文:
I’m wondering what is wrong with this machine.
この機械の何が故障しているのかなあ?

I’m wondering who is the culprit.
誰が犯人なのかな?

I’m wondering which will win.
どっちが勝つかなあ。

I’m wondering why he did such a thing.
なんで彼はそんなことをしたのかなあ?

I’m wonderiing how he feels about me.
彼は私のことどう思っているのかなあ?

I wonder why. – なんでだろう。

I wonder whyは単体で用いると「なんでだろう」という意味になります。

ネイティブはよくこの形で使うので覚えておくと良いかもしれません。

例文:
I feel sick today. I wonder why.
なんか今日は体調が良くないな。なんでだろう。

Something wrong with this program. I wonder why.
このプログラムは何かうまく動かないんだ。なんでだろう。

No wonder – 不思議じゃない

No wonderもネイティブに良く使われる英語表現です。

「不思議じゃない・道理である」という意味を表します。

wonderは「不思議なこと」という意味を持つのでそれがNOですから「不思議はない」となるわけですね。

「不思議(疑問)がなくなった」から転じて「なるほどね」という意味を持つこともあります。日本語で言うと「謎は全て解けた!」って感じですね。

例文:
How come she was late for school? – she helped an old woman in trouble. – No wonder!
なんで彼女は遅刻したの? – 彼女は困っている老婆を助けたそうだよ – なるほどね!(謎は解けた!)

No wonder he is in trouble now. he didn’t prepare for it.
彼が今困っているのも不思議じゃない。なんの準備もしてきてないんだから。

Wanderと間違えない

wonderと似たスペルの英単語にwanderというものがあります。

wanderは「さまよう、徘徊する」という意味を持つ動詞で、高校レベルの英語長文では割と見かけます。

両方カタカナで発音すると「ワンダー」なのが厄介ですね。厳密には「ワ」の部分が短いとwonder、長いとwanderと区別できます。しかしまあ、文脈から判断した方が早いでしょう。

ちなみにhearthstoneと言うゲームに「ワンダリングモンスター」というカードがありますが、これはwandering monster「さまよっている怪物」です。wondering monster「驚いている怪物」ではないので注意しましょう。

wandering-monster

例文:
We have been wandering this forest for hours. I mean, we get lost.
私達はこの森を何時間もさまよっている。つまり、迷ったのだ。