皆さんは最近休日がありましたか?このブラック企業大国日本では休み一つ取るのでさえ一苦労です。
英語で「休み」と言えばholiday「ホリデイ」がよく知られていますよね。そろそろケンタッキーのcmソング「素敵なホリデイ」が流れる季節です。
しかし実は、有給などの個人的な休みにholidayを使うとネイティブに違和感を持たれる可能性があります。
今回は休みを意味するいろいろな表現を例文と共に見ていきましょう。
休日:holiday
休みを意味する最も有名な英単語といえば「holiday」ですね。
holidayの語源はholy + dayで「聖なる日」という意味です。これは休みの日に教会に行くキリスト教が大きく関わっています。ブラック企業がはびこる日本でも休みはまさに聖なる日と言えるかもしれませんね。
holidayには「特別な休み」のイメージがあります。国民の祝日や夏休みなどいわゆる会社では特別休暇に該当するような休日に対して使われることが多いです。
一方で有給のような一般的・個人的な休みに対してholidayを使うのはネイティブ的には少しだけ違和感があるそうです。間違いではないですし、普通にそういう意味で使う人もいるそうですが、やや硬い感じも受けるそうですね。
ちなみにこれはアメリカ英語の話であり、イギリス英語ではholidayをかなり好んで使うようです。
イギリス英語には詳しくないのではっきりとは申し上げられませんが。
例文
When’s next national holiday?
次の祝日はいつかな?
It’s November 3rd, “Bunka-no-hi”.
11月3日、文化の日です。
「national holiday」 祝日
「When is 〇〇 …?」の疑問文には「It’s △△(日付)」のように前置詞は付けずに答えましょう。be動詞が「に存在する」という意味だと知っていれば間違いにくいですね。
Do you think you can take a holiday? That’s too optimistic of you.
休暇が取れるとでも思っているのか?ずいぶんと楽観的だな。
It’s kind of you.「それはあなたも親切ですね。」
It was thoughtless of her to challenge him. 「彼に挑戦するとは彼女も軽率でしたね。」
個人的な短い休み:day off
有給のような個人的な休みを英語で言いたいときにはday offを使うのがピッタリです。
日本語でも「今日はオフなんだよ」「オフシーズン」などと言ったりしますよね。
offのコアイメージは「離れる」です。何から離れるのか。もちろん仕事です。
take a day off「休みを取る」やon my day off「休日に」という形で用いられることが多いですね。
2日連続で休む時はtwo days off、1週間ならばweek offと言うことができます。休みが1週間以上になってくるとholidayや後述するvacationを使ったほうが良いかもしれませんが。
例文
I took a day off yesterday.
昨日は休みを取ったよ。
I don’t want to hear my phone ringing even on my day off.
休日にさえ電話が鳴る音を聞きたくはない。
長い休暇:vacation
学生の夏休みのような長い休暇を英語ではvacationと言うことが多いです。
語源は「vacatio(空っぽになった結果)」というラテン語から来ています。休暇が空っぽというのも変な感じがしますけどね。私にとっては仕事をしている日こそ空洞に等しいです。
1日2日の短い休みにvacationを使うことはあまりありません。もし使うとしたら「その1日が長い休暇に感じられるほど貴重な休み」という心情を表現したい時などでしょうか。
また、イギリス英語ではvacationは使いません。
イギリスでは基本的にholidayを使うようですね。
例文
What are you going to do in your summer vacation?
夏休みに何をするつもりですか?
I’m going to travel across Europe.
ヨーロッパを旅したいと思います。
I didn’t do anything during winter vacation.
冬休みの間は何もしなかったよ。
winter vacation:冬休み
short vacation:短い休暇
during vacation:休暇中に
take a vacation:休暇を取る
まとめ
・祝日や特別な休日:holiday
・有給など個人的な短い休み:day off
・長い休暇:vacation