就職活動や転職活動で非常に有用な資格。
それがTOEICですよね。
TOEICは最も有名な資格と言っても過言ではありません。
大学生や時間のない社会人までもが英語スクールなどに通ってまで勉強する理由がわかりますよね。
そんなTOEICですが、もちろん点数が低いと評価されません。
少なくとも600点以上。450点以下は持っていないのと同じとみなされます。
そこで今回はTOEIC450点以下の方に向けて、5ヶ月で730点を超える勉強法について紹介します。
英語はもう無理だと諦めている方、どう勉強すれば良いか分からない方は参考にしてみて下さい。
450点以下の人のための勉強戦略
①基礎的英語力を身につける(3ヶ月)
TOEICで450点以下の方は基礎的な英語能力が欠けています。
基礎的な英語能力とは英単語と中学レベルの英文法です。
この知識が頭の中で固まっていないと、TOEIC用の勉強をいくら頑張っても付け焼き刃です。
ある程度の長い時間をかけて、じっくりと知識を熟成させる必要があります。
3ヶ月程度勉強するのが無難ですね。
まずは英単語を覚えましょう。
最初にやるのは特急シリーズの「銀のフレーズ」がおすすめです。
銀のフレーズでは超基本的な英単語1000語を勉強することができます。
英単語帳に必要な「軽さ・見やすさ・安さ」を揃えているのもプラスポイント。
これが終わったらレベルアップ版である「金のフレーズ」をやりましょう。
金のフレーズではTOEICに最低限必要な英単語1000語を覚えます。
銀のフレーズと半分程度かぶっている英単語もあります。
しかし、それで良いのです。
英単語を覚えるコツはとにかく反復することです。
銀のフレーズで覚えた英単語を、金のフレーズで反復することによって記憶に定着させていきます。
一見すると効率が悪いように見えますが、英単語を無駄に多く覚えて試験当日すっかり忘れてしまうよりずっと効率的です。
急がば回れということですね。
銀のフレーズと金のフレーズはそれぞれ3周しましょう。
同じ単語帳を3周するのは面倒だと思うかもしれませんが、反復が大事です。
また、1周はなるべく早いスパンで終わらせてしまいましょう。
1日10語とか亀のようなペースだと1周するころにはてんで忘れてしまいます。
英単語は1日最低50語。できれば100語は覚えたいですね。
完璧に覚えようとしなくて良いです。7割がた頭に入れるつもりでサッと読みましょう。
1回で10割覚えようとするよりも、7割を3回やる方がずっと完璧に記憶することができます。
この2冊を完璧に仕上げれば、TOEIC730点突破に必要な単語力は十分に身についています。
「銀と金のフレーズはもう完璧に覚えたよ!」という人で時間が余っている場合はDuo3.0で更なる高みを目指していきましょう。
次に必要となる基礎的知識は英文法です。
「大岩のいちばんはじめの英文法」を読んでおけば十分です。
この参考書は中学生レベルの簡単な英文法も懇切丁寧に解説しているため、挫折しにくいです。
ところどころカラーを使ったりイラストを使ったりして楽しく読み進められるようになっているのもポイント。
「超基礎文法編」が終わったら「英語長文編」も読んでおきましょう。
こちらも簡単に読み進めることができるはずです。
これでTOEICの英文を読み進められるだけの文法能力を得ることができるはずです。
②TOEICのクセを掴む(2ヶ月)
基本的な英語力が身についたら、TOEIC対策に注力しましょう。
TOEIC対策は1ヶ月程度の短い期間に集中して勉強できるのが理想です。
TOEICは結局「よく出る問題形式の暗記」であり、暗記ならば短期記憶でぱっと覚えたほうが結果が出るからです。
1日6-8時間程度勉強するのが良いですね。
忙しい社会人の方などは2、3ヶ月かけてゆっくりやってもOKです。
さて、TOEICはクセの強い問題が多いです。
定番のひっかけ問題が多くあり、知ってる人と知らない人では大きく差がつきます。
とりあえず「直前の技術」をやり進めましょう。
この参考書の知識はTOEICを受けるにあたって必須です。
例えば「『YES、NO』から始まる選択肢は不正解の可能性が高い」など裏技的な知識を知ることができます。
特にパート2,5,6辺りはすぐに使える技術が載っているので時間がない人でもそこまでは見ておいた方が良いです。
それと同時に「初心者特急パート1,2」「文法特急」をやりましょう。
この2冊で点数の比較的取りやすいパート1,2,5,6をマスターします。
しっかり取り組めば8割は取れるようになるでしょう。
そしていよいよTOEICの難関パート3・4とパート7の対策に移ります。
パート3・4に関しては「究極のゼミ」をやりましょう。
今までの参考書に比べると結構難しいです。
パート3・4は実力を必要とするパートなので仕方ないですね。
無理が出ない範囲で進めていきましょう。
パート7に関しては勉強が難しいですが、長文問題に慣れ親しんでおくことが重要です。
簡単な長文問題集を選び、本番では出来る問題を確実に全部解けるようにしておきましょう。
具体的には特急シリーズの読解系のやつをやっておくことをおすすめします。
これらは比較的難易度が平易なので長文問題が苦手な方でも挫折せずに進められます。
TOEIC本番でもこれぐらいの難易度の問題は結構出てきます。
出来るところを確実に。それがパート7のコツです。
公式問題集を解く
TOEICにおける公式問題集の大事さについては説明する必要はないでしょう。
どんなTOEIC本・サイトでも「公式問題集はやれ」と書いてあると思います。
まあ高いんですけどね(利権?)。それでも値段に見合うだけの価値はあります。
模試形式にはなっていますが、1回解いて終わりでは何の意味もありません。
しっかり復習と反復を繰り返すことでTOEICのクセを頭に染みつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
450点以下の人は英語を諦めている人もいるかもしれません。
でも、730点は別に英語が得意じゃなくても取れます。
基礎を固めてTOEICのクセを掴むことができれば十分に達成可能なので諦めたら試合終了だと思って頑張ってみて下さい。