皆さんはアスパラガスが好きですか?私は子供のころは嫌いでしたが今では好物のひとつです。
さて、英語でアスパラガスを何というのかご存知でしょうか?
実はasparagus「アスパラガス」という英単語があります。まあ日本語の「アスパラ」がそもそも外来語ですから当たり前ですが。
じゃあasparagusで終わり、閉廷。といきたいところですが、実は「sparrowgrass」という英単語もアスパラを意味します。
なんでたかがアスパラに英単語が2つもあるのでしょうか?
調べてきたので詳しく見ていきましょう。
asparagusとsparrowgrassの違い
アスパラを英語で言うなら基本的にasparagusでOKです。
asparagusは植物としてのアスパラ、食卓に出てくるアスパラ両方に使うことができる汎用的な英単語です。
一方でsparrowgrassはスラング的というか、口語として用いられます。
ぶっちゃけ2つの単語の意味に違いはありません。
じゃあ何故こんな記事を書いたかというと「sparrowgrass」ができた由来がちょっと面白かったからです。
sparrowgrassの由来
知っての通り、英語は外国から色々な言葉を輸入しています。最近では「tsunami」など日本語からも輸入していますよね。
英単語「asparagus」はもともとラテン語から来たものと言われています。
しかしこの「asparagus」という長くて硬そうな単語とアスパラのイメージが噛み合っていないと人々は考えました。
そこで「asparagus」よりも分かりやすい英単語を作ろうとしたのです。
そして最終的にできた語形が「sparrowgrass」なのです。
sparrow「スズメ」+grass「草原」が組み合わさって出来た英単語で、なんか「野菜感」がありますよね。少なくとも「asparagus」よりは食べられそうなものな気がします。
ただ完全にオリジナルな英単語を作ると訳が分からなくなるので発音は「asparagus」に近いものにしています。「a(不定冠詞のア) + sparrow(スパロウ)+grass(グラス)」とネイティブっぽくいってみると「asparagus」にとても似たものになることが分かると思います。
このような一般市民によって輸入された英単語が作り変えられたものを「民間語源」とか言ったりします。英単語にはこのような「民間語源」によって作られた単語が他にもあるので興味がある方は調べてみてください。