皆さんは英語話者と話しているとき「as you can see」という表現を聞いたことがありませんか?これはネイティブが良く使うフレーズです。
さて「as you can see」はどのような意味を持つのでしょうか?なかなか難しいですよね。
調べてきたので例文と共に見ていきましょう。
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as you can seeの意味 – 「ご覧の通り」
as you can seeは「ご覧の通り」という意味を持ちます。
asは前置詞でいろいろな意味を持ちますが「=」のイメージで捉えるとわかりやすいです。「=あなたが見て分かることができる」ということは「ご覧の通り・お分かりになるように」という意味を連想することができますよね。
ちなみにseeという英単語は「見る」という意味の他に「分かる」という意味もあります。これは日本語でも理解することを「(状況が)見えてきたぞ」などと言ったりすることからもイメージできると思います。
見て分かるように、俺たちは仲が悪いんだ。
As you can see, he is not smart.
ご覧の通り、彼は頭が悪い。
As you can see, I am a genius.
お察しの通り、私は天才です。
as you can see from … – 「・・・からお分かりになるように」
as you can see fromで「・・・からお分かりになるように」という定形表現になります。こちらも良く使うので合わせて覚えておきましょう。
あの会話から分かるように、私達同士はわかり合うことができない。
As you can see from this slide, The structure of computer is complicated.
このスライドからも分かるように、コンピューターの構造は複雑だ。
As you can see from this example, everyone can be the victim of fraud.
この例からも分かるように、どんな人も詐欺の被害者となる可能性があります。
as you seeとas you can seeの違い
実はas you seeでも「お分かりのように」と表現することができます。as you can seeのcanを外した形ですね。
ただネイティブは基本的に「as you can see」を使うケースが多いと思います。これは私の主観ですが。
as you seeとas you can seeはネイティブも多分ほとんど同じ意味として用いていると思いますが、無理やり文法的に違いを見ていこうと思います。
canは「・・・できる」という能力・可能性を意味する助動詞です。可能性を意味しているので事実ではありません。つまり「まだ見ていないこと」に対して使うことができるということです。
「あなたは見れば分かると思うけど・・・」のようにまだデータを見せていない状況でも使うことができるわけですね。
一方でas you seeは「事実」を意味します。「これを見て分かるように」と今実際にデータを見せている状況で用いるべきフレーズと言えるでしょう。
とはいえこんな違いを考えている人はほとんどいないので気にせず好きな方を使って良いと思います。