英語の勉強は日本人にとって1つの大きな難関ですよね。中学・高校で6年、人によっては大学で4年勉強しているのにも関わらず、大人になっても英語が話せる人が少ないというのは勉強法に問題があると考えて良いでしょう。
私はTOEIC960点取得者であり、普段ネットゲームで外国人と英語で通話をしています。私はハーフでもなければ、留学経験者でもありません。
なぜ私は英語が得意になったのか。私自身も分かっていませんでしたが、色々な英語勉強者の話を聞いているうちに、自分の英語勉強法が良かったのだと気づきました。
今回は大人の方におすすめの英語勉強法を紹介していきます。
Contents
勉強の目標を立てる
英語に限らず何事もそうですが、目標を事前に決めておくことは非常に重要です。
英語とひとくちに言っても色々な分野があります。目標を決めておかないと暗中模索で英語の広大な海を漂うことになり、勉強の効率がよくありません。
大人の方におすすめの勉強目標はTOEICか英会話です。
TOEICは説明不要ですよね。日本の会社ではTOEICの点数を重視しているところが多いです。
転職や昇進にも関わってくる可能性が高いため早いうちに取っておきたい資格ですね。
TOEICで800点取るなど具体的な目標を立てられるのが強みです。
英会話は日本人が最も苦手とするスキルです。しかし、社会で最も必要とされるスキルと言っても良いでしょう。いくら英語の読み書きが得意でも、リスニングとスピーキングが出来なければビジネスの場では使い物になりませんよね。目標は「外国の友人、同僚と英語で話せるようになる」とか「オンライン英会話でスムーズに話せるようになる」とすると良いでしょう。
今回は英会話に焦点を当てて勉強法を紹介していきたいと思います。
英語勉強の大きな流れ
英語を勉強するのに最も効率の良いおすすめの流れはこうです。
- 基本的な英単語・英熟語をマスターする
- 基本的な英文法を覚える
- シャドーイングと瞬間英作文をする
- 英語をアウトプットする
ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
1.基本的な英単語・英熟語をマスターする
英語で最も重要な要素、それが英単語です。
英単語が分からなければそもそも何も分かりません。英会話は英文を読むものですし、英文は英単語のかたまりから出来ていますよね。
英単語は英単語帳・英語アプリを使って勉強します。
ここで落とし穴がひとつあります。
英単語帳の良し悪しは人それぞれ違うということです。
例えば最も多くの人が使っている英単語帳であるDUO3.0。Amazonレビューを見てみると、好意的な意見はもちろん多いですが、中には星1つ、2つの否定的な意見も見られます。
これはDUOの「例文から英単語を覚える」というスタイルに合うか否かで分かれたと考えられます。DUOのスタイルに合わなかった人は英単語ターゲット1900のような「英単語と日本語の意味を1対1で覚える」というスタイルが合っているかもしれません。
自分のスタイルに合った英単語帳を見つけることが大事です。
買った英単語帳が自分に合わないなと思ったらすぐにやめて、別のものに切り替えましょう。
そちらの方が結果的に勉強の効率が良くなります。
ここでは多くの人に用いられているおすすめの英単語帳をいくつか紹介していきます。
DUO3.0
最も有名な英単語帳と言って良いでしょう。
「短い英語例文から英単語を覚えていく」というスタイルです。
例文から英単語を覚える勉強法にはいくつかの利点があります。
ひとつは、一度に多くの英単語を覚えられるということ。
ひとつの英文に覚えるべき英単語が数個入っているため、その英文を覚えるだけで多くの英単語を同時に習得することができます。
そして最も重要なのが、英単語の語法を身につけることができるということ。
英単語の意味だけを知っていても、英会話の場面で使うことができないというケースは多いです。
例えばsuspectという英単語は「疑う」という意味を持ちます。しかしその情報だけで「私は彼が犯人ではないかと疑う」という英文を完成させられるか?というと難しいと思います。
しかし「I suspect that you are rich」(私はあなたがお金持ちであると疑っている)という英文を知っていたらどうでしょうか。同じ要領で「I suspect that he is the culprit」と英文を作れる気がしますよね。
英語例文から単語を覚えることで、実際の会話で使える語彙を増やすことができます。
ターゲット1900
DUO3.0が合わないと感じた方はターゲットをやってみるのが良いでしょう。
ターゲットは「1語1意」で着実に英単語を覚えていくというスタイルです。
ちなみにターゲットは巷での評判が悪い英単語帳のひとつでもありますが、それは風評被害です。詳しくはこちらの記事で説明しています。
銀のフレーズ・金のフレーズ
TOEIC受験を視野に入れている方は銀のフレーズ・金のフレーズをおすすめします。
特急シリーズの中でも最も有名な英単語問題集と言えるでしょう。
特急シリーズは「安い・軽い・分かりやすい」をウリにした問題集で、TOEIC受験者を中心に愛されています。
銀のフレーズ・金のフレーズの2冊をやればTOEICで必要な語彙は取り敢えず得られると考えてください。
mikan(アプリ)
mikanを使えばスマホから英単語を学ぶことができます。
mikanは英単語学習アプリの中で最も有名で、とても高品質です。
無料で使うことができるので、とりあえず落としておいて損はありません。
スマホなら時間・場所を選ばず学習できるのでスキマ時間を活用することができますね。
2.基本的な英文法を覚える
英単語をだいたい覚えてきたなと思ったら英文法の学習に移ります。
英文法は苦手意識がある人も多いと思います。学生時代に訳の分からない細かい文法に嫌気が差したという人もいるではないでしょうか。
日常会話に複雑な英文法は必要ありません。
高校英語で大好きな「倒置」や「過去完了形」など複雑な構文は実際の会話で使うことは少ないです。
そもそも文法は間違っていても相手に伝わることも多いのです。例えば「俺 好き お前」という文は日本語文法的には間違っていますが、伝わりますよね。
つまり、英文法は最低限を覚えておけばOKです。
おすすめの文法書は「大岩のいちばんはじめ英文法」ですね。
この本は中学生レベルの文法知識を分かりやすく説明しています。
学校の英語で挫折した人もこの本ならば読み進めていけると思うので、是非トライしてみて下さい。
この本を読んだ上で、さらに文法知識を深めていきたいという方には「一億人の英文法」をおすすめします。
この本は「英語を話すための文法書」です。文法書の多くは英語を読むために作られている中、英語を話すために作られたこの本はあなたに新しい視点を与えてくれると思います。
豊富なイラストで英語のイメージを感覚的にとらえることができるのもプラスポイントです。
口語調(読者に語りかけるような文体)で書かれているので好き嫌いは分かれるかもしれません。
シャドーイングと瞬間英作文をする
基本的な英単語と英文法を学んだ方。
あなたにはもう「英語の基礎土壌」が出来ています。
ここからは「話す・聞く」英語能力をつけるために必要な勉強を紹介します。
具体的にはシャドーイングと瞬間英作文ですね。
シャドーイング
シャドーイングは主に英語を聞く力(リスニング能力)を高めるための勉強法です。
シャドーイングをご存知ではない方もいると思うので簡単に説明します。
シャドーイングとは「英語音声を聞いた後、それを復唱する」という勉強法です。
簡単ですよね。しかしこの勉強法は非常に高い学習効果があると脳機能的なアプローチから説明されています。
シャドーイングに必要なものはリスニング用のCDのみです。それを聞いて復唱するわけです。
シャドーイング用の教材としてはDUO3.0のCDを使うのがおすすめです。
覚えた英単語の復習になるだけでなく、英単語の使い方(語法)を学ぶことができます。
もっと難しい教材にチャレンジしたいという方には特急シリーズの「パート3・4特急」をやってみると良いでしょう。
これはかなり難しいです。TOEICで言うと900点を狙う人がやる問題集です。英文を読むスピードが速いので、シャドーイングのやりごたえがあります。
私はこの本でシャドーイングの勉強をしていました。その結果TOEICでリスニング満点を取ることができました。
TOEIC受験者に限らずネイティブ並のリスニング能力が欲しい人はトライしてみてください。
無料でシャドーイングを行うなら「ニュースで英会話」を活用すると良いでしょう。
ニュースで英会話はNHKの番組・サイトです。ニュースを英語で話してくれるのでシャドーイングの勉強にはもってこいです。
瞬間英作文
瞬間英作文は主に英語を話すための能力(スピーキング能力)を高めるための勉強法です。
瞬間英作文は「日本文を見てそれを英文に言い換える」という練習をする勉強法です。
この練習をこなすことで「自分の言いたいことを英語で言うこと」ができるようになります。
瞬間英作文の教材としては「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」を利用すると良いでしょう。
この本はAmazonで何回もベストセラーになるなど非常に高い評価を得ているので知っている人も多いかもしれません。
この本の例文で何度も瞬間英作文をすることで簡単なことを英語で言うための力を身につけることができるようになります。
さて、この本のAmazonレビューを見るといくつか低評価が見られます。
その低評価の内容は「ネイティブらしくないぎこちない英文」「じっさいの英会話で使わないような英文」しか載っていないという批判がほとんど。
それはその通りだと思っています。この本だけで自然な英会話ができるようになることはないでしょう。
しかしこの本の目的は「実際の英会話で使う英文を学ぶこと」ではなく「思ったことを日本語から英語の構造に直して話せるようになること」なので問題ありません。
実際の英会話で話せるようになるには次に説明する「オンライン英会話」で経験を積む必要があります。
オンライン英会話で英語をアウトプットする
ここまでは1人で学習できることばかりでした。しかし英会話は多人数で行うものです。1人だけの勉強では限界が来ます。
独学では「相手の英語に反応して正しい返答を英語で返す」練習ができないですよね。
つまり、英会話を実際に練習する場が必要なのです。
しかし英会話教室に行くのは手間がかかりますよね。料金も安くないですし、移動時間や予約など色々面倒ごとが多くなります。大人の方には時間的制約が特に厳しいでしょう。
そこでおすすめなのがオンライン英会話です。
オンライン英会話はインターネット上で英会話を学ぶというもの。最近では大人の英語学習者を中心に勢力を伸ばしています。その理由は3つ考えられます。
・自宅でできる
・24時間体制で行っているところがある
・料金がリーズナブルなところが多い
オンライン英会話を行っている所は沢山ありますが、私はDMM英会話をおすすめします。
DMM英会話はオンライン英会話最大手であり安心して利用することができます。
1レッスン(25分)150円程度とリーズナブルな価格設定であるのも良いですね。
24時間営業なので好きな時にレッスンを受けることができるのもポイント。これは他の英会話サービスにはない長所ですね。特に社会人の方は時間に融通がきかないことも多いと思うので、非常におすすめです。
今なら無料レッスンを2回受けることができます。もう長い間無料レッスンキャンペーンはやっていますが、いつ終わるかは分かりません。
少しでも興味があるなら今登録することをおすすめします。(登録はもちろんタダです)
まとめ
いかがでしたか?
大人の方は仕事やら家族サービスやらでなかなか自分の時間が取れないかもしれません。
しかし英語能力はこれからの社会にどんどん必要になっていくスキルです。
スキマ時間をうまく見つけて、効率的に英語能力を高めていきましょう。