皆さんは「老害」という言葉をご存知ですか?高齢者に対する蔑称としてよく使われますよね。
ネットを中心としたミームのイメージがあったこの言葉ですが、最近には広辞苑にも載っているようです。
ろうがい【老害】<老人による害の意>硬直した考え方の高齢者が指導的立場を占め、組織の活力が失われること。
ネット上ではこの意味に限定されず、考え方が古臭い人にも使われたりもします。
さて、英語で「老害」を何というのでしょうか?実はピッタリの英語表現があります。
調べてきたので例文とともに見ていきましょう。
old farts – スラング
老害は英語でold fartsと言うのが最も自然でしょう。よく使われるスラングです。
oldは「古い」を意味する形容詞ですね。これは中学で習うので知っていると思います。
ではfartはどんな意味なのか。これはなかなか難しいですよね。
fartは「おなら」という意味を持つ英単語です。
そこから転じて「嫌なやつ・愚かなやつ」という意味を持つようにもなりました。
なのでold fartsを直訳すると「古くて愚かなやつ」となります。それってまさに「老害」の意味ピッタリですよね。
ちなみに本当の老人に限らず、単純に考えが古臭い人に対しても使うことができます。
今の日本にはたくさんの老害がいる。
“You should buy a car!”,”You should buy a high-grade watch!”,”You should get married!” Old farts’ shit.
「車を買うべきだ!」「高い腕時計を買うべきだ!」「結婚するべきだ!」なんて老害の戯言だ。
dotard – 老いぼれ
dotardは老いぼれを意味する英単語です。
ここで覚えておくと良いトリビアを一つ紹介します。
-tardが付いている英単語はだいたいが悪口です。
bastard「クソ野郎」retard「マヌケ野郎」そしてdotard「老いぼれ野郎」。
ちなみにこの中でもretardはかなり強烈な言葉なので使う場面に注意しましょう。r-wordとしても知られています。
老害が、黙ってろ!
I don’t want to become a dotard.
老害にはなりたくないね。
fogy – 時代おくれで頑固な人間
fogyは時代おくれで頑固な人間に使われる言葉です。
発音はカタカナで「フォギィ」という感じです。foggy(霧のある)と聞き間違えないようにしましょう。
なんで政治家ってのはみんな老害なんだ?
We don’t need a driver license anymore, fogy!
今時もう自動車免許なんて必要ないんだよ、時代遅れなやつめ!